現在、制作中のハイテーブルの形が今日、組みあがった。
ようやく仕上げに入ります。
最近、意図的に黄金比をモチーフとして作品に取り込んでいる。
もちろん今日組みあがったハイテーブルにもそのエッセンスは入っている。
なぜ、こんなにも黄金比に惹かれているのか...?
そんな答えが組立中に頭の中に舞い降りてきた。
そもそも黄金比は西欧の造形に執着して使われてきているバランス定義である。
その用途は平面、立面、断面...随所に盛り込まれている。
しかし、このバランスは人為的に決められた定義ではなく
あくまで美しさや安定の中に潜む『普遍的な定義』なのだ。
当時の西欧人はこの定義を見出した事はすばらしい発見ではあるが
実はこのバランスはこの世の美に存在する。
ギリシャのパンテノン神殿然り、雪の結晶然り...
人はこのバランスに目視的価値として比率を当てた。
よって黄金比はすべての人に平等。
いやこの世の生きとし生けるものにとって平等なのだ。
この世の美しさの根源には黄金比があるに違いない。
きっとこの事象は誰もが知っているけど気づいていない。
人間の本能的な認識なのだろう。
これを改めて知覚することで『生きる』を実感するのだ。
納得した。
作りながら僕は納得した。
こうして一つ僕の中で問いが昇華された。
螺旋は可能性
その波は無限に続いていく...
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